狩りを疑似体験させるための愛犬のおもちゃ

愛犬に取ってのおもちゃと言うのは、飼い主と一緒に遊ぶ物でもありますが、元々は犬の狩猟本能を満たすのが目的です。ですから、その目的に沿った使い方をすれば、愛犬はとても喜ぶはずです。その代わり間違った使い方をすれば、そのおもちゃに関心を持たなくなることもあります。

愛犬の狩猟をしたいという欲求に応えるには、狩りの基本である「追う」そして「捕まえる」、さらに獲物を振り回して噛む、これらの条件が揃っていることが大事です。たとえばボールやフリスビーなどを投げて持って来させることで、愛犬は「獲物」を追って捕まえるという体験ができます。ロープや引っ張る系のおもちゃもまた、狩りで獲物を捕まえるという体験に似たものがあります。

さらに振り回したり噛んだりするのは、捕まえた獲物を食べる時の行為と考えるとわかりやすいでしょう。その意味でも、噛んでいいおもちゃというのもまたそれなりの意味を持ちます。噛む系のおもちゃは、歯のケアを考えた商品もありますし、子犬の頃は特に甘噛みを防ぐというメリットもあるので、何種類か揃えておくといいでしょう。

ただし場合によっては誤って飲み込むこともあるので、噛むおもちゃを選ぶ時はその点に注意するようにしましょう。それから遊ばせる時の注意点として、愛犬がボールやフリスビーをなかなか離そうとしない時、無理に取り上げようとしてはいけません。愛犬に取って、これらのおもちゃは同時に「獲物」でもあるわけなので、無理に取り上げようとすると、愛犬との信頼関係にも影響しかねないこともあるのです。

こういう時は終わりの合図を決めておき、おもちゃの代わりにおやつなどをあげるようにするといいでしょう。またそれとは別に、中におやつを入れておいて取り出させるおもちゃもあります。

留守番をさせる時とか、時間潰しなどに効果的なおもちゃですが、愛犬が獲物、つまりおやつを手に入れようと試行錯誤することで、これも狩りの難しさを疑似体験できると言ってもいいでしょう。